<Header>
<Author: 王灣>
<Title: 次北固山下>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 北固山下に次る >
<BookPage: 240-241>
<UsedPage: 2>
<Feature: 1>
<End Header>
<Poem>
客路青山外，
行舟綠水前。
潮平兩岸闊，
風正一帆懸。
海日生殘夜，
江春入舊年。
鄉書何處達，
歸雁洛陽邊。
<End Poem>
<Translation>
わがゆく旅路は青山のそとをめぐって、小舟は線の水を前にして停泊した。ときあたかも滿潮で、長江はあふれて平らかになり、兩岸が遠のいてひろびろとなっている。 まさに順風に帆をあげた舟がたった一つかかっているのが見える。とこうするうちに、 まだ夜が明ける時刻でもないと思っていたら、東の海からぽっかり日が登ってきた。さすが、この地方は春が早く、まだ年の暮だというのに何だか陽氣が到來したような氣分がある。旅行をしていると、故鄉からのたよりもどこへ届いていることやら。自分が出した手紙は、春歸る雁とともに今ごろは故郷の洛陽あたりに着いているだろうか。
<End Translation>
<Formatted Translation>
わがゆく旅路は青山のそとをめぐって、
小舟は線の水を前にして停泊した。
ときあたかも滿潮で、長江はあふれて平らかになり、兩岸が遠のいてひろびろとなっている。
 まさに順風に帆をあげた舟がたった一つかかっているのが見える。
とこうするうちに、 まだ夜が明ける時刻でもないと思っていたら、東の海からぽっかり日が登ってきた。
さすが、この地方は春が早く、まだ年の暮だというのに何だか陽氣が到來したような氣分がある。
旅行をしていると、故鄉からのたよりもどこへ届いていることやら。
自分が出した手紙は、春歸る雁とともに今ごろは故郷の洛陽あたりに着いているだろうか。
<End Formatted Translation>